F1エンジンの歴史とパワーの変遷

F1ロシアGPの決勝ですね、今夜は。

予選ではフェラーリがパワーを活かしてポールポジション。

1987年、中嶋悟がロータスホンダから日本人初のフルタイム参戦してから見はじめて、途中中断しましたが現在も見ています。

F1エンジンの馬力、変遷を調べながらつらつらと書いていきます。

では私の知っている1987年から。

1.5ℓターボエンジンと3.5ℓ自然吸気エンジンの混在期

1986年から1987年

当時の1.5ℓターボエンジンは予選用エンジンはホンダが1500馬力を超えていたと言われていました。

BMWの4気筒ターボエンジンはそれ以上だったとも。

なぜ3.5ℓ自然吸気エンジンが混在していたかというと、ターボエンジン搭載車が強すぎたのとコストがかかりすぎてレギュレーションで1989年に禁止されることが決まりその移行時期だったため。

ターボエンジンと自然吸気エンジンが同じレースで走っていても別カテゴリーって感じで速さの違いは歴然だった。

1987年からはターボの過給圧4バールに制限されてホンダを始めそれまでよりパワーが制限されたけどよく1000馬力以上の車を今のようなハイテクなしで走らせていたな。

日本では無敵だった中嶋悟も体力の無さを言っていた記憶があります。

1988年ターボエンジン最終年

アイルトン・セナアラン・プロストの二人を擁したマクラーレン・ホンダが16戦中15勝を記録した年。

この年はターボ最終年で規制が更に強化されて過給圧2.5バール、搭載燃料も大幅に減らされたけどゴードン・マーレイ設計のMP4/4とホンダエンジンのマッチングは見事でした。

記憶ではターボエンジンの馬力は公称800馬力だったはず。

またこの年注目を浴びたのがエイドリアン・ニューウェイ。

レイトンハウス・マーチでホンダを抑えてトップにたったことも。

その後マーチからウィリアムズ、マクラーレン、レッドブルと移籍して名声を高めた空力スペシャリスト。

1989年から1994年3.5ℓ自然吸気エンジン

ターボエンジンから3.5ℓ自然吸気エンジンに完全移行。

最大12気筒までだったけどホンダはV10エンジン。

金切り声のような「キーン」ともなんとも言えない高周波のエキゾースト音はたまらなく良い音でした。

ホンダは800馬力。

フェラーリは伝統の12気筒エンジンを復活させてこれもまた良い音でした。

ルノーも復帰しウィリアムズとタッグを組んで歴史に残るマシンFW14Bに搭載され、アクティブサスペンション、セミオートマチックトランスミッション等のハイテクマシンでナイジェル・マンセル悲願のワールドチャンピオンを獲得。

ルノーエンジンは公称770馬力。

ホンダエンジンは12気筒を投入したけど、車の総合性能、それを乗りこなしたマンセル、パトレーぜにはセナを持ってしても敵わなかった。

1995年〜2005年 3ℓ自然吸気エンジン

前年1994年サンマリノGPでのアイルトン・セナの事故死によりパワーを抑制するレギュレーションに変更。

1994年はアクティブサス、トラクションコントロール、ABS等が廃止され、車体とエンジンのアンバランスさが目立った。

セナも念願のウィリアムズに移籍したけどハイテクを失くしたウィリアムズの車はセッティングが出しにくく、当時新鋭のミハエル・シューマッハの後塵を拝することが多かった。

排気量が下がった分高回転化を各メーカー取り組んで2万回転近くまで回り、BMWは900馬力とも言われていました。

2006年〜2013年 2.4ℓV8エンジン

コスト削減等で排気量ダウン。

それでも最終的には700馬力を超えたようです。

エンジンパワーが抑制されたけど、ここからレッドブルの全盛期が始まった。

2014年から2019年現在 1.6ℓV6ハイブリッドターボエンジン

メルセデスが提唱していたと言われるV6ハイブリッドターボエンジン

そのためか2014年からメルセデス全盛期に突入。

エンジンのシステムは市販車のハイブリッドエンジンに似ているけどもっと複雑な感じ。

エネルギー回生システムが組み込まれたのでエンジンとは言わず「パワーユニット」と呼ばれています。

formula1-data.com

2019年はフェラーリが圧倒的なパワーでストレートスピードの速さは一番。

メルセデスがそれに続いて、ホンダ、ルノーもシーズンを追うごとにパワーを上げている。

2019年9月時点ではルノーが1000馬力を超えたと公言しています。

しかしフェラーリ、メルセデスはそれ以上ありそう。

V6ハイブリッドに遅れて参戦したホンダはマクラーレンの車体に合わず低迷したが2019年からレッドブルに搭載され13年ぶりの優勝をオーストリアGPで記録した。

まとめ

F1をオーガナイズするFIAからの度重なるレギュレーション変更でパワーを抑制されてきましたが、格時代においてメーカーの努力でパワーアップを遂げて来ました。

エンジニア魂とレーシングスピリットを感じます。

初期のモンスターエンジンを大きなリアウィングで抑えてダウンフォースを得る時代から車体とパワーユニットのマッチング、空力で勝負する時代になりました。

テクノロジーの進歩は止まらないですね。

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